Comeback Kid

Broadcasting

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1stアルバムからのファンなので購入。
カナダ出身の5人組。
1st、2ndでVocalを務めたScott Wadeが脱退し、
Guitar担当のAndrew NeufeldがVocalに。
これは彼らの歴史からすると、必然だったんだろう。
もともとComeback Kidは、AndrewがVoを務めるFigure Fourという
バンドのサイドプロジェクトとして始まった。
ところがいつの間にか、メインのFigure FourよりComeback Kidの
人気が上となり、こちらのバンドがメインになったのだ。
本来VoであるAndrewは、サイドギターとしても、もちろんかっこよかったが
やはりコーラスワークで異彩を放っていた。
正直、Scottの歌い方はHardcoreといっても軽い部類だったので、1stの時から
「このコーラスの人が全編歌ってくれたら...。」
と思っていたのは僕だけではないはず。
そんな妄想が、今作では叶ってくれた。

  • ボーカルの声:95点
  • シンガロング:92点
  • 楽曲のアイデア度:90点

○総評 1stから、他のHardcoreバンドと一線を画す楽曲。そこには、サイドプロジェクト
    故の自由度も貢献していたかもしれない。しかし今作はしっかりと造り込まれ、
    どれを聴いても同じにしか聞こえないバンドとは深さが違う。
    そこには単に楽しいだけではない、生の感情が溢れている。
    群を抜いた楽曲センスに、表現力の高いボーカルが加わった。
    ライブを観るのが楽しみになる良作。