Copeland

Dressed Up & In Line

Dressed Up & In Line

ファンなので購入。
Emoバンドとして不動の人気を誇る
フロリダ出身バンド。
現在はBaのJamesが脱退し3人組に。
今作は4作目となるB-side集。
しかし、実際聴いてみると、B-sideというより、Unpluggedアルバム。
基本はギター、ピアノと声。ストリングスなどの使用も最小限。
それによってボーカルの声と、メロディの美しさが際立ってくる。
「本当に良い曲はギターもしくはピアノと歌のみで成立する。」
という、結成当初からの彼らのポリシーが、そのまま形になったという印象。
ここまでAcousticにこだわるバンドも珍しいが、
それほど彼らは、作り出すメロディにこだわりがあるのだろう。
1音1音が吟味され、紡がれていく。
本当に彼らの楽曲はAcousticが似合う。

  • ボーカルの表現:95点
  • アレンジ:92点
  • 完成度:94点

○総評 今作はよくある、メンバー脱退による次回作延期を誤魔化すための
    苦し紛れのB-side集ではなく、しっかりとしたUnpluggedアルバムである。
    このアルバムでCopelandが、飽和状態になったEmoというシーンを飛び出し、
    後世に遺せるような傑作を、創造できうる才能を持っているということが証明された。
    確実に1作ごとに階段を上がっている。次のフルアルバムが楽しみだ。